インターに通わせているのにトップ大学合格、ゴールドマン、三菱商事内定が遠のく3つの罠とは?インター通い、英語ができるからこそ今すぐすべき対策!

Emi Sakashita
α事務局

先日、こんなご相談をいただきました。

「上の子は私立小のお受験をしたので、毎日かなりの勉強量をこなしていました。下の子はインターナショナルスクールに通っていて、英語環境には満足しているのですが……正直、学習量があまりにも違いすぎて不安です。本人はそこまで理系タイプでもないし、このままで大丈夫でしょうか?」

この不安、正しいです。

そして、この記事はインター批判ではありません。むしろ、せっかくインターで英語という武器を手にしているお子さんを、もっと強くするための話です。

偏差値教育の問題点は何度も言ってきました。でも、インターの「ゆるさ」にも落とし穴があるのです

私はこれまで、日本の偏差値偏重教育——塾漬けにして暗記パターンを詰め込み、偏差値という一本の物差しで子どもを測るやり方——に対して、繰り返し疑問を呈してきました。

その考えは今も変わりません。

ただ、だからといってインターに通わせていれば安心かというと、それもまた違うのです。

お姉ちゃんが私立小受験で毎日ハードに勉強していたのに、下の子がインターで「楽しく過ごしている」だけ。この違和感は、感覚として非常に正しい。

なぜなら、インターの多くは「英語環境」は素晴らしくても、算数・数学の学習量と深度が日本の進学校に比べて圧倒的に少ないからです。


なぜ算数・数学だけは絶対に手を抜いてはいけないのか

脳科学の観点からはっきり言います。

算数・数学は、単に「計算ができるようになる教科」ではありません。脳の前頭前皮質(PFC)を鍛え、論理的思考力・抽象化能力・問題解決能力を育てる、最も効率的なトレーニングなのです。

前頭前皮質は、脳の中で「考える」「判断する」「計画を立てる」を司る領域です。この領域が十分に発達していないと、どれだけ英語が流暢でも、「深く考えられない人」になってしまいます。


ゴールドマン・サックスや三菱商事が求める「シャープさ」の正体

ここで、少し先の話をさせてください。就活の話です。「小学生の子どもにはまだ早い」と思うかもしれません。でも、子どもの脳を設計する親御さんにこそ、知っておいてほしい現実があります。

私はアルファ・アドバイザーズのCOOとして、17年間、年間8,000名以上の学生・社会人のキャリア支援をしてきました。代表のTJはシカゴMBA→ゴールドマン・サックスIBDを経て18年間このサポートを続けています。だからこそ断言できます。

ゴールドマン・サックスや三菱商事が求めているのは、「英語が話せる人」ではありません。

ゴールドマン・サックスが求めるのは、膨大な業務量に耐えるタフさに加えて、「仮説を立てて実証する」論理的思考力です。実際、同社は理系出身者を積極的に採用しており、その理由は明確で、理系の思考プロセスが金融の仕事と驚くほど共通しているからです。マーケットの波を読み、機関投資家に対等な立場で提案できる知的な鋭さ。英語はできて当然、その上で数字でロジックを組み立て、構造的に物事を考えられるかどうかが問われるのです。

三菱商事が掲げる求める人材像は「信・知・力」。単に愛想がよくてコミュニケーション上手な人ではなく、1,200億円規模のプロジェクトで銀行や政府機関を巻き込みながら、数字の根拠を積み上げて意思決定できる人材です。情報収集力、目利き力、そして相手の立場を考えて動ける構造的思考力——これらはすべて、幼少期からの数的思考力と論理的思考力の蓄積の上に成り立っています。

英語が流暢で、プレゼンテーションの見栄えがよくて、雰囲気がグローバルでも、この「シャープさ」がない人は、トップ企業の面接で一瞬で見抜かれます


「英語が話せるだけ」の人材の就活予後が悪すぎる現実

これは私が毎年、何千人もの就活生を見てきたからこそ言えることです。

インター出身者の就活予後は、残念ながら、かなり厳しいのが現実です。

もちろん全員がそうだとは言いません。しかし、パターンとして非常に多いのが以下のケースです。

① トップ企業の選考で「中身がない」と判断される

外資系金融やコンサル、総合商社の面接では、フェルミ推定、ケース面接、数的処理の適性検査など、論理的思考力を直接テストする場面が次々に出てきます。英語面接をパスしても、この段階で落ちるインター出身者が非常に多い。面接官は「英語が上手ですね」とは褒めてくれますが、それだけでは内定は出ません。

② 「便利な英語人材」として消費される

仮に就職できても、英語力だけで採用された人は「英語が必要な雑務」を振られ続ける。翻訳、通訳、海外拠点との連絡係。これは「グローバル人材」ではなく、英語が話せる事務職です。意思決定する側には回れません。年収もキャリアも頭打ちになります。

③ そもそもエッセイが書けなくて海外トップ大学にも入れない

これは意外に思われるかもしれません。インターに通っているのだから、海外大学には有利なはずだと。

ところが現実は違います。ハーバード、スタンフォード、MITなどのトップ校が見ているのは、英語力ではなく「この人は何を考え、何を成し遂げてきたか」です。エッセイでは、自分の人生を構造的に振り返り、独自の視点で語り、その大学で何を学びたいかを論理的に書く力が必要です。

ところが、算数・数学を通じた論理的思考力のトレーニングが不足しているインター出身者は、英語は流暢なのにエッセイの「構造」が弱い。感覚的で表面的な文章になってしまう。加えてSATの数学セクションでもスコアが伸びず、結果として海外トップ校にも手が届かないケースが増えています。

実際、海外大学の合格実績ランキングを見ると、上位に入っているのはインターナショナルスクールだけではありません。広尾学園、渋谷教育学園渋谷、茗溪学園など、国内の中高一貫校がIBコースや独自の海外大学進学支援を整備して、急速に実績を伸ばしているのです。これらの学校の生徒は、日本式の学習で鍛えた数的思考力・論理力をベースに持ちながら、英語力とエッセイ力を上乗せしている。だからトップ校に受かるのです。

つまり、インターに通っているだけでは、国内就活でも海外大学進学でも、どちらのルートでも苦しくなるリスクがあるということです。

2026/03/26 15:50:40
Emi Sakashita
α事務局

「うちの子、そんなに理系じゃないし……」という不安について

ここで大事なことをお伝えします。

「理系じゃない」と「算数・数学をやらなくていい」はイコールではありません。

脳科学的に言えば、「理系か文系か」は生まれつき決まっているものではなく、どの神経回路をどれだけ使ったかの結果です。小学生の段階で「うちの子は理系じゃない」と判断するのは、まだ発達途上の脳に対して早すぎるレッテルなのです。

特に算数は、正しいやり方で学べば、脳のワーキングメモリ(作業台)の容量を広げ、どんな分野でも使える「考える力」の土台になります。文系に進むとしても、この土台があるかないかで、大学以降の伸びが全く違います。

ゴールドマン・サックスが「理系出身者の思考プロセスは金融と共通する」と明言しているように、数的思考力は理系の専門家だけのものではありません。ビジネスでも、アートでも、外交でも、構造的に考える力がある人がリーダーになる。その力の土台を作るのが、算数・数学なのです。


じゃあ、どうすればいいのか?——まず「進路設計」から始めましょう

「算数が大事なのはわかった。じゃあ塾に入れればいいの?」

違います。

闇雲に塾に入れて偏差値を追いかけるのは、私が批判してきたまさにそのやり方です。お子さんにとって意味のある学習をするためには、まず「どこに向かうのか」を設計することが先なのです。

アルファジーニアスでは、お子さんの脳の特性と学習の現在地を5つの層(レイヤー)から立体的に診断します。

Layer 1|脳のハードウェア
ワーキングメモリの使い方、記憶の定着法、睡眠と学習の関係。「覚えられない」は能力の問題ではなく、脳の使い方の問題です。

Layer 2|学習のOS
年齢に応じた「自分で学ぶ力」が育っているか。好奇心で動く段階か、抽象化できる段階か、戦略的に考えられる段階か。

Layer 3|感情と動機の設計
「やる気がない」は怠けではなく、動機づけの設計の問題。内発的動機が機能しているかを見ます。

Layer 4|環境設計
家庭の会話、学習空間、デジタル環境。どれだけ良い学習法を教えても、環境が阻害していれば効果は出ません。

Layer 5|情報処理速度
同じ時間勉強しても差がつく理由。パターン認識やワーキングメモリの操作速度そのものを鍛えます。

この5層で診断した上で、お子さんに最適な学習計画と進路戦略を一緒に設計していきます。


インターの英語力は、最高の武器になる。でも、武器だけでは戦えない。

誤解しないでください。インターで身につけた英語力は、本当に貴重な財産です。

日本の受験組が必死に英語を勉強しても、インター育ちのナチュラルな英語力にはかなわない部分があります。これは間違いなくお子さんのアドバンテージです。

ただ、英語は「道具」であって「中身」ではないのです。

その道具を使って何を考え、何を語り、何を生み出せるか。それを決めるのが、算数・数学で鍛えた論理的思考力であり、構造的にエッセイを書く力であり、数字でロジックを組み立てる力なのです。

ゴールドマン・サックスの面接で「信頼できるから採る」と言わせる人材。三菱商事で1,200億円のプロジェクトを動かせる人材。海外トップ大学のアドミッションオフィサーが「この子は面白い」と思うエッセイを書ける人材。

そのすべてに共通するのは、「英語が話せること」ではなく、「深く考えられること」です。


今からでも遅くありません。むしろ、今がベストタイミングです。

「もっと早く始めていれば……」と思う必要はありません。

脳の可塑性(neuroplasticity)は、小学生の時期にこそ最も高い。正しい方法で、正しい順序で学べば、今からでも十分にキャッチアップできます

むしろ、英語環境で育ったお子さんが、ここから算数・数学と論理的思考力を本格的に鍛えたら——それは、偏差値エリートにもインター育ちの英語人材にもない、唯一無二の強さになります。

アルファジーニアスでは、無理に受験レースに乗せるのではなく、お子さんの強み(英語力)を最大限に活かしながら、足りない部分(数的思考力・論理力・学習習慣)を科学的に補強していきます。「英語+頭脳」の両方を持った人材は、国内就活でも海外大学進学でも、圧倒的に有利です。

進路設計から学習計画まで、脳科学の知見をベースに一緒に作っていきます。

せっかくの英語力を、「ただ英語が話せる人」で終わらせたくない。

そう思ったら、ぜひアルファジーニアスにご相談ください。お子さんの脳の可能性を、一緒に最大化しましょう。

ご相談はこちらから!>https://genius.alpha-academy.com/


坂下絵美|アルファジーニアス
女子学院→東京大学薬学部→東京大学薬学系研究科(池谷研究室・脳科学/海馬研究)→コロンビア大学教育大学院(臨床心理学)。アルファ・アドバイザーズCOO。代表TJ(住友商事→シカゴMBA→ゴールドマン・サックスIBD)とともに、17年間で累計8,000名以上の学生・社会人をサポート。アルファジーニアスでは、脳科学に基づく学習設計と進路戦略で、お子様の可能性を引き出す教育アドバイザリーを提供しています。

2026/03/26 15:50:56

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