親が高卒でも東大に入れる。私が証明した"環境設計"の5つの法則
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最高の教育を。世界のみんなに
私の親は、高卒です。なんなら親といっても3歳くらいからほぼ母親一人でしたので、いわゆるシングルマザーです。しかも母は高齢出産(39歳)でした(聞いてないw)
家に百科事典があったわけでもなく、教育方針について熱く語り合うような家庭でもありませんでした。ごく普通の、というより、世間的に見れば「教育に恵まれた家庭」で血眼で塾通いさせて、なんとしても御三家や東大に入れる!!という仮定では全くありませんでした。
でも、私は女子学院に合格し、東京大学に現役で入りました。 その後、東大の薬学部で脳科学を研究し、コロンビア大学の大学院で臨床心理学を学びました。
今は年間8,000人以上の学習・キャリアサポートに携わるなかで、たくさんの親御さんからこう聞かれます。
「うちみたいな家庭でも、子どもを伸ばせるんでしょうか?」
答えは、はっきり「YES」です。
ただし、条件があります。 それは、「正しい環境設計」をすること。
高額な塾に通わせることでもなく、毎日「勉強しなさい」と言い続けることでもありません。 もっとシンプルで、もっと本質的なことです。
今日は、私自身の経験から見えてきた「再現可能な5つの法則」をお伝えします。
法則1:「自分で進める」仕組みを、早い段階で身体に染み込ませる
小さい頃、私はプリント学習をやっていました。
振り返って思うのは、「何を学んだか」よりも、「自分で解いて、自分で丸をつけて、自分で間違いを直す」というサイクルが身体に染み込んだことのほうが、はるかに大きかったということです。
誰かに「やりなさい」と言われてやるのではなく、自分のペースで、自分で回していく。この「自走する型」が、勉強の土台になりました。
今の時代、プリントをひたすら解くだけでは正直もったいない。もっと効率的に、もっと個別最適化された方法がある。でも、「自分で回す力」をつけるという本質は、30年前も今も変わりません。
重要!小学校低学年までに、「自分で取り組み、自分で振り返る」サイクルを習慣化すること。教材が何であるかより、「先生や親がいなくても自分で進められる仕組みか」が大事です。
法則2:塾の直前まで遊んでいた。それが最強の「切り替え力」を育てた
小学生の頃の私は、塾に行く直前まで友達と遊んでいました。
鬼ごっこをしていて、「あ、もう行かなきゃ」と思った瞬間にパッと走って塾に向かう。そして椅子に座った瞬間から集中モードに入る。
親は、それを止めませんでした。 「そんなギリギリまで遊んでないで、早く準備しなさい」とも言いませんでした。
当時は何も考えていなかったけれど、今振り返ると、あの「遊び→勉強」のパチンとした切り替えこそが、私の学習効率を支えていたとわかります。
脳科学では、これを「実行機能(Executive Function)」と呼びます。注意を切り替え、不要な情報を抑制し、目標に向かって行動をコントロールする力です。
そして面白いことに、この実行機能は、遊びのなかでこそ鍛えられることがわかっています。
ルールのある遊び。友達との交渉。突然のハプニングへの対応。 遊びは、子どもの脳にとって最高のトレーニングなのです。
重要! 勉強時間を増やすために遊びを削るのは、脳科学的には逆効果。むしろ「思いっきり遊ぶ→パッと切り替えて集中する」のリズムを大事にすること。
法則3:「勉強しろ」と一度も言わなかった親が、代わりにやっていたこと
これは、私が親にいちばん感謝していることかもしれません。
母は、一度も「勉強しなさい」と言いませんでした。
テスト前も。受験前も。成績が悪かったときも。
じゃあ放任だったかというと、そうではありません。 母がやっていたのは、環境を整えることでした。
プリント学習ができる場所を用意してくれた。小さな塾を見つけてきてくれた。でも、「いつやるか」「どれだけやるか」には、一切口を出さなかった。
心理学には「自己決定理論(Self-Determination Theory)」という有名な理論があります。人は、自分で「やる」と決めたときにこそ、最も高いモチベーションを発揮するという理論です。
逆に言えば、外から「やれ」と言われた瞬間に、内側から湧き上がるはずだった動機が壊れてしまう。
母は心理学を学んでいたわけではありません。でも、直感的に「口を出さないほうがいい」とわかっていたのだと思います。
そしてもうひとつ、今振り返って思うこと。 親が高卒だったことが、逆にプラスに働いた可能性がある。
学歴にコンプレックスがある親ほど、子どもの勉強に過干渉になりやすい。「自分みたいにならないでほしい」という不安が、「勉強しなさい」という言葉になって出てくる。
でもうちの親には、そういう焦りがあまりなかった。だから私の自主性が、静かに守られた。
重要! 親の役割は「勉強の中身に口を出すこと」ではなく、「良い環境を用意して、あとは信じて待つこと」。この順番を間違えると、子どものやる気を親が消してしまいます。
法則4:「学年」という枠を外す
私は小さな塾で、上の学年の内容をやっていました。いわゆる飛び級です。
これは私にとって、ものすごく大きな体験でした。
なぜかというと、「自分は学年通りにやらなくていいんだ」という感覚が、早い段階で手に入ったからです。
日本の教育は、学年に縛られすぎています。算数が得意な子が2学年上の問題を解いても、何も不自然ではないのに、「まだ習っていないから」とストップをかけてしまう。
大手塾は合格実績もカリキュラムも優れていますが、どうしても「学年で区切る」「一方向の講義で進める」という構造になりがちです。
私が大手ではなく小さな塾を選んだのは(正確には、母が見つけてきてくれたのは)、自分のペースで上に行ける環境だったから。先生との距離が近く、わからないことをすぐ聞ける。一方通行ではなく、双方向のフィードバックがある。
あ、飛び級できるくらいすごい!と勘違いしないでください!飛び級した6年生のクラス(当時5年生)ではずーーーーっとビリでした笑。N1,2,3とくらすがあっていっつもN3。勉強のできない友達と帰りにいっつも教室で話して爆笑して・・成績が悪くて肩身が狭かった気持ちもよくわかります。先生は成績が良い生徒を贔屓する傾向がありますからね。
また、高校で少人数プロコースを選んだのも、まったく同じ理由です。(当時はなんとなく少人数でいいなあ、というくらい)
重要!得意科目は学年を無視してどんどん先に進める。苦手科目は戻ってもいい。「学年=やるべき範囲」という思い込みを、まず親が手放すこと。
法則5:たっぷり寝る。それが記憶を「定着」させる最強の戦略
私は受験期も含めて、毎日8〜9時間寝ていました。
「もっと勉強したほうがいいんじゃないか」と焦ったことは、正直あまりありません。寝て、起きて、集中してやる。それだけでした。
東大の池谷裕二先生の研究室で学んだことのひとつに、「記憶は、寝ている間に固定される」という事実があります。
日中に学んだ情報は、海馬(かいば)という脳の部位にいったん保管されます。そして睡眠中に、その情報が整理され、長期記憶として大脳皮質に移される。これを「記憶の固定化(システムコンソリデーション)」と呼びます。
つまり、睡眠を削って勉強時間を増やすことは、「入れた知識を捨てている」のとほぼ同じなのです。
子どもの睡眠を削ってまで塾の宿題をやらせる。夜遅くまで机に向かわせる。 それは、脳科学的には「最悪の戦略」です。
重要!: 小学生は9〜10時間、中学生は8〜9時間、高校生でも7〜8時間の睡眠を確保すること。「寝る子は育つ」は、科学的に正しい。
5つの法則に共通しているのは、「親がコントロールしない」ということ。
環境を整える。信じて待つ。口を出さない。 そして、子どもが自分の力で走り出す仕組みを、静かに用意する。
それが、「のびのび」なのに「最短で結果が出る」メカニズムの正体です。
最後に私の親は高卒でした。 教育の専門家ではなかったし、学歴で成功したわけでもない。
でも、ひとつだけ、天才的に正しかったことがあります。
「環境は整えるけど、コントロールはしない」
これを、おそらく無意識にやっていたと思います。
母は80歳近いですが、「えみは勉強しろ、というとやらないし、自分のことだから何も言ってないよ」と言ってました。笑。高卒で生き抜いてきた母だからこそ、本質を掴むのがうまいなあと母親ながら今になると感心してしまいます。
今、私は年間8,000人以上の方の学習やキャリアをサポートするなかで、この法則がどれだけ再現性の高いものかを、毎日実感しています。
ただ、そういっても難しいですよね。勉強が隣の子がすごいと聞いたら不安になるし、うちの子はこの先そこそこの出来しか無いのかな、AIもあるし仕事につけるのかな、、
大丈夫!そのために作ったのがアルファジーニアスです。世の中の塾も、規模を拡大、売上拡大、生徒拡大、ブランディングばかり。中学に入って深海魚になっても彼らは何もしてくれません。ほんの一部の生徒が御三家、灘、筑駒に入ってくれればいい。
アルファジーニアスでは私が行ってきたことをさらに、学習法や脳科学、コロンビア大学で得た発達研究なども盛り込み作った最強ツールです。
お子さんの学習環境を見直したい方、「うちの子に合った学び方」を一緒に設計したい方は、アルファジーニアスで個別にサポートしています。
大事なのは、高額な塾に通わせることではありません。 お子さんに合った「環境設計」を、正しく行うこと。 それだけで、子どもは驚くほど変わります。
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坂下絵美(さかした・えみ) 女子学院 → 東京大学薬学部(海馬歯状回の研究) → コロンビア大学教育大学院(臨床心理学) Alpha Advisors COO / アルファジーニアス学習アドバイザリー担当 8,000名以上の学習・キャリアサポート実績