【ご相談】塾に入れても伸びない、宿題に追われる毎日。それは「集団授業」がお子さんの脳に合っていないサインかもしれません。お子様が御三家、東大に受かる塾の選び方と勉強方法とは?
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【ご相談】塾に入れても伸びない、宿題に追われる毎日。それは「集団授業」がお子さんの脳に合っていないサインかもしれません。お子様が御三家、東大に受かる塾の選び方と勉強方法とは?
塾には通わせている。宿題もちゃんとやらせている。送り迎えも、丸つけも、スケジュール管理も、できる限りやってきた。なのに、成績が思うように伸びない。そして気づけば、毎晩の宿題に親子で追われている——。
「もう塾を変えたほうがいいのだろうか」。そう悩み始めているなら、その前に、3分だけお時間をください。塾を変えるかどうかの前に、確かめるべきことがひとつあります。 それは、お子さんが今いるのが「集団授業」という形式かどうか、です。
「塾に入れても伸びない」のは、お子さんのせいでも、あなたの管理不足でもない
最初にお伝えしたいことがあります。ここまで塾も宿題も支えてこられたこと、それ自体が、保護者として十分すぎるほどのことです。伸びないことを、お子さんの能力のせいにも、ご自身の管理のせいにもしないでください。
実は、集団授業という形式が脳に合わない子は、決して珍しくありません。 むしろ一定の割合で必ずいます。真面目に通っているのに伸びない子の多くは、能力が足りないのではなく、「伸びるスイッチが入らない箱」に、たまたま入っているだけなのです。これは脳の仕組みの話で、お子さんの優劣とは関係ありません。
私自身、"箱のサイズ"に救われた
私は受験期、6人ほどの少人数クラスにいました。その前は同じ塾の15人ほどのクラスです。結果として女子学院に進み、東京大学に現役で入りました。
脳科学を学んだ今わかるのは、効いていたのは"人数"ではなく、その時々の脳の段階に、箱のサイズが合っていたことでした。逆に言えば、箱が脳に合っていなければ、どれだけ真面目に通っても、伸びるスイッチは入りません。
脳の「伸びるスイッチ」は、集団では入りきらない
脳が定着・成長するスイッチは、大きく3つ。そのどれもが、集団という形式では構造的に薄まります。
① 出力(思い出して、答える)が足りない
記憶は「聞いて理解した」ときではなく「自分で思い出して外に出した」ときに定着します。ところが集団授業では、一人が答えている間、残り全員は「聞く」側。理解した"気"になる時間ばかりが積み上がり、定着はもったいないほど薄まります。
② フィードバックが速くない
脳は「予想と違った」瞬間にいちばん強く学びます。間違えた直後に直されると深く刻まれる。けれど集団では、つまずいた瞬間に一人だけ手を止めてもらえません。放置されるほど、この学習信号は弱まります。
③ 安心がつくられにくい
「できない自分を全員の前でさらす」場では、ストレスホルモンが上がり、記憶の中枢である海馬がまっさきに影響を受けます。緊張した脳は、学びを定着させられません。
①も②も③も、「一人ひとりの段階に合わせる」ことでしか入らないスイッチです。集団塾が悪いのではなく、集団という形式が、構造上ここに届かないのです。
そして、いちばん見落とされている「宿題」の話
ここが、毎晩追われているご家庭にこそ知っていただきたいところです。
集団塾は、全員に同じ宿題を出します。一人ひとりの段階に合わせられないぶん、どうしても「量」で補おうとする。すると、お子さんの脳の段階に合わない量と難度の宿題が、毎日降ってくることになります。
ここで何が起きるか。段階に合わない大量の宿題は、「出力」でも「フィードバック」でもなく、ただ"こなす作業"になります。 脳科学的に言えば、定着につながらない時間です。そしてその「終わらない宿題」を回すために、保護者が"やらせる人"=管理者にならざるを得なくなる。
ここに、最大の落とし穴があります。家庭が「安心の場」から「管理される場」に変わると、お子さんの脳ではストレスホルモンが上がり、③の安心スイッチが切れます。 親子関係をすり減らしながら、伸びにくい方向に進んでしまう。つまり——「宿題が多い」「親が必死に管理している」ほど、脳的にはむしろ伸びづらくなっていることがあるのです。これほどもったいないことはありません。
がんばりが足りないのではありません。がんばる方向を、形式が間違わせているのです。
だから、塾を「変える」のではなく、形式を変える
ここで多くの方が「では別の塾に」と考えます。でも、移った先がまた集団授業なら、同じことが起きます。 変えるべきは"どの塾か"ではなく、"どの形式か"。アルファジーニアスが個別指導という形をとっているのは、丁寧だから手厚いから、ではありません。上の3つのスイッチは、個別でなければ原理的に入れられないからです。
集団塾で止まっていた子が個別で動き出すのは、能力が急に上がったからではありません。これまで入りようがなかったスイッチが、ようやく入るからです。(伸び方には個人差があり、お子さんの特性によって効くスイッチの組み合わせは変わります。)
ただ、"個別指導"なら何でもいいわけではない
出力を増やすこと自体は、どの個別塾もうたっています。問題は、そのお子さんの脳が「今どの段階にいて」「どのスイッチが入っていなくて」「どう関われば安心するのか」を読み解いて設計できるか。これは指導テクニックではなく、脳科学と臨床心理の知見がなければ組めません。
私自身、東京大学・池谷研究室で海馬と歯状回の研究を行い、コロンビア大学大学院で臨床心理学を学びました。アルファは18年間・累計8万名以上をサポートし、その一人ひとりから「どんな脳の状態の子が、どう関わられて動き出したか」を蓄積してきました。「脳科学 × 臨床心理 × 18年の現場」を束ねて個別指導を設計しているのは、アルファジーニアスならではの部分です。同じ"個別"でも、土台が違います。
「塾を変えようか」と悩んだ夜に、確かめてほしいこと
エール大学の研究(SPACE)では、不安の強い子に対し、子ども本人ではなく、まわりの大人の関わり方を変えるだけで、子どもの不安が下がることが示されています。
お子さんの脳は、環境と関わり方が変われば、それに応えて変わる。
脳には神経可塑性があり、何歳からでも変わります。 これは精神論ではなく、科学です。
塾に入れても伸びなかったことは、お子さんの限界ではありません。宿題に追われてきたことは、あなたの愛情の証です。あとは、その時間とエネルギーが「定着するスイッチ」に向かう箱に、入れ替えるだけ。それを、机上の説明ではなく、お子さん自身の反応で確かめていただく場として、アルファジーニアスの個別指導の診断・体験をご用意しています。
アルファジーニアスの個別指導の対象学年・内容・体験のお申し込みについては、こちらから!
>https://genius.alpha-academy.com/
坂下絵美(さかした・えみ)
女子学院 → 東京大学薬学部 → 東京大学薬学系研究科(池谷研究室・脳科学/海馬研究)→ コロンビア大学教育大学院(臨床心理学)。アルファ・アドバイザーズCOO(2020年〜)。アルファは18年間で累計8万名以上をサポート。