ゴールドマン・マッキンゼーに行ける人と行けない人の脳は何が違うのか?一見優秀な社会人のキャリアを止めている「10の脳のクセ」
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これは「地頭」の話ではない。
ゴールドマン・サックスやマッキンゼーに転職できる人は、特別に頭がいいのか。
結論から言います。IQの問題ではないです。学歴だけの問題でもありません。
現職で優秀な成績を出しているから、でもありません。
私はアルファ・アドバイザーズのCOOとして、17年間で累計8,000名以上の就活生・社会人を見てきました。
東大の池谷研究室で海馬の研究をしていた人間として断言しますが、トップティアに受かる人と落ちる人の差は、脳の「使い方のクセ」の違いです。
今日は、うちの代表TJ(入住俊彦/住友商事→シカゴ大学MBA→ゴールドマン・サックスIBD)の脳と、私の脳、そして実際の社会人クライアントとのやりとりを題材に、この差を10個、具体的に解剖します。
ちなみに、TJと私は脳の使い方がまるで正反対です。
TJは「即断即決型」。不完全な情報でも仮説を立てて動く。ゴールドマンのIBDで何十億円のディールを動かしてきた人の脳は、「判断を保留するコスト」を極端に嫌います。
私は「解像度型」。東大の池谷研究室で海馬の神経回路を一つずつ調べていた研究者の脳は、「曖昧なまま進むこと」を嫌います。「グローバルに活躍したい」と言われると、「それは具体的にどの市場で、どんなポジションで、誰に対して、どんな価値を出すことですか?」と掘り下げずにはいられない。
この正反対の二つの脳で17年間クライアントを見てきたからこそ、見えるものがあります。
1. ミッションがあるかどうか:ここが一番深い
一番大事なことを最初に言います。
ゴールドマンやマッキンゼーで生き残る人には、「なぜ自分はこの仕事をするのか」が腹の底にあります。
社会人のクライアントに多いのが、「今の会社に不満はないけど、なんとなくモヤモヤする」「もっと成長できる環境に行きたい」という相談です。
気持ちはわかります。でもTJならこう返します。「成長って何? どこで、何ができるようになることが、あなたにとっての成長?」
答えられない。ここが問題の根っこです。
脳の仕組みで言うと、外的報酬に対するドーパミンは同じ刺激では徐々に反応が弱くなる。年収800万に慣れたら次は1,200万、それに慣れたら1,500万。「もっといい環境」を求め続けても、その「もっと」はどこまでも終わらない。
一方、「自分はこれを成し遂げたい」「この力で世の中を変えたい」という内的な動機は、脳の報酬回路を持続的に動かし続けます。
TJを見ていてまさにそう思います。商社からMBAを経てゴールドマンに行き、今はアルファ・アドバイザーズで17年間キャリア支援をしている。クライアントに対して「ここからやり直しましょう」「うまくいくと思う、頑張ろう」と本気で言える。人の可能性を開くことに本気でコミットしている。これが彼の燃料であり、だから17年間走り続けられています。
社会人のあなたに聞きたいのは、「あなたのミッションは何ですか?」ということ。
ゴールドマンに転職したい、マッキンゼーに行きたいは手段であって目的ではない。その奥に何があるか。
これが言えない人は、仮に転職できたとしても長くは持ちません。
そして厄介なことに、社会人は就活生よりもこの問題が深刻です。なぜなら、会社の中で「やるべきこと」を5年、10年こなし続けた結果、「自分がやりたいこと」を考える回路そのものが退化しているからです。
実際にいました。大手メーカー勤務・30歳。MBA受験を決意して1年、エッセイが全く進まない。「自分が何をしたいのかわからなくなった」。
診断すると、構造化力と言語化力は高い。でもミッション駆動力が極端に低かった。10年間「やるべきこと」をこなし続けた結果、「やりたいこと」を考える回路が使われないまま細くなっていた。
90日間でミッションの回路を再構築した結果、ハーバードMBA合格。「初めて自分の言葉で自分のキャリアを語れた」。
エッセイ添削を100回やっても、この回路が変わらない限り芯は通りません。
2. 即断即決:迷わない脳の正体
TJとクライアントのやりとりで一番目立つのは、判断の速さです。
社会人クライアントが「転職すべきか、今の会社に残るべきか、もう少し考えたくて…」と言った瞬間、TJの返答は「それ、問いが間違ってます。あなたのキャリアのボトルネックは転職するかどうかじゃなくて、自分が何をやりたいか決まっていないことです」。
迷っていないのです。
これは前頭前皮質、つまり脳の前側にある判断と意思決定を司る領域の使い方の問題です。この領域は「選択肢を並べて、いらないものを切り捨てて、一つに絞る」という仕事をしている。ゴールドマンやマッキンゼーで生き残ってきた人は、この切り捨てが異常に速い。
社会人はどうか。「もう少し情報を集めてから」「まず社内異動の可能性も探ってから」「家族とも相談してから」。全部、判断を保留する言い訳です。
聞いてはいる。考えてはいる。でも自分の中で「じゃあこうする」が回っていない。情報を受け取っているだけで、判断していないのです。
これは頭が悪いのではなく、判断を保留するクセが染みついているということです。日本の会社は「上が決めてくれる」前提で回っていますから、自分で決める回路が育っていない。むしろ、優秀に「やるべきこと」をこなしてきた人ほど、この回路が弱い。
でもゴールドマンが欲しいのは、不完全な情報でも決断を下せる人です。
実際にいました。日系証券会社勤務・28歳。外資金融IBDへの転職志望。書類は通るが最終面接で2社連続落ち。
診断すると、パターン認知は高いが即断即決力が弱く、最終面接のケース問題で判断保留が出ていた。「〜だと思うんですけど」型の発言が染みついていた。
この回路を重点的に鍛え直した結果、ゴールドマン・サックスIBD内定。「最終面接で『自分はこう考えます。理由は3つです』と言い切れた」。
3. 構造で考える脳:「一言で言うと、なに?」
TJがよく言う言葉があります。「一言で言うと、なに?」
社会人クライアントが「今の会社でのキャリアパスと、MBAに行った場合のキャリアパスと、転職した場合のキャリアパスを比較検討していて、それぞれメリットデメリットがあって…」とごちゃごちゃ言った瞬間、TJの返答は一言。「あなたは今の会社に飽きてる。問題はそこじゃなくて、飽きた後に何をやりたいかが決まっていないこと」。終わりです。
TJの頭の中では、この一言の裏側に「現職での成長が頭打ち・MBAは手段の検討であって目的が不在・転職先の業界も絞れていない・つまり問題はキャリアプランではなくミッションの不在」という構造が一瞬で組み上がっている。でも全部は言わない。結論だけ出します。
一言で言えるということは、情報の全体像が整理されていて、一番大事なポイントが見えているということ。説明が長い人は、頭の中が整理されていないから全部並べるしかない。
しかもTJはクライアントの質問にそのまま答えてもいない。「MBAと転職どっちがいいですか?」に対して「MBAの方がいいです」とは言わず、「そもそもその問いが間違っている」と問い自体を設定し直している。これが課題設定力です。
社会人ほどこの罠にはまります。なぜなら、会社で5年10年やってきた人は「与えられた課題を解く」ことに最適化されているから。上司が設定した課題を効率よく解く回路はめちゃくちゃ強いのに、「そもそも何を問うべきか」を自分で決める回路が育っていない。
ゴールドマンやマッキンゼーが欲しいのは、課題を解く人ではなく、課題を設定できる人です。
4. 解像度の高さ:「それ、具体的には?」
もう一つ、TJがよく言う言葉。「それ、具体的には?」
MBA面接で「経営を学んでグローバルリーダーになりたい」と言う社会人がいます。
TJなら一瞬でこう返す。「グローバルリーダーって何? どの業界の、どんな規模の組織で、何を率いるの?」
「グローバルリーダーになりたい」は、一見まともに聞こえる。でもこの言葉の解像度はほぼゼロです。グローバルの何が自分に関係があるのか。リーダーとはどういう状態なのか。全部ぼやけている。
これは私の研究者脳が一番反応するところです。海馬には「空間マップ」を作る機能があって、脳は物事を「地図」のように整理して記憶します。解像度が高い人の脳の中には、自分のキャリアの精密な地図がある。「グローバルリーダー」ではなく、「東南アジアのヘルスケア市場で、現地企業のM&Aを主導して、5年以内にリージョナルヘッドになる」という地図です。
解像度が低い言葉を使った瞬間に、ハーバードのアドミッションにもゴールドマンの面接官にも「この人はこの問題について真剣に考えていない」と透けて見えます。言葉の精度は、思考の深さそのものだからです。
社会人は就活生よりこの罠にはまりやすい。なぜなら、「グローバル」「イノベーション」「経営視点」といった抽象度の高い言葉を仕事で日常的に使っているから。使い慣れているぶん、自分では「具体的に語れている」と思い込んでいる。でもアドミッションや面接官から見ると、中身がない。
5. 自己投資できる脳:自分の将来に賭けられるか
ここは社会人にとって非常に重要なポイントです。
ゴールドマンやマッキンゼーに行く人は、自分の成長のためにお金も時間も惜しまない。MBA留学に2,000万円かける。週末を全部キャリア設計に使う。必要だと思ったらプロの指導に投資する。
これは「お金持ちだから」ではありません。脳の報酬計算の問題です。
人間の脳には「今の10万円」と「将来の1,000万円」を天秤にかける回路があります。ゴールドマンに行く人は、将来のリターンに大きな重みをつけられる。「ここで50万円使えば、将来の年収が500万円変わる」という計算が自然にできる。だから迷わず投資する。
社会人でこれができない人が本当に多い。安定した収入があるぶん、「今の生活を守りたい」という安心信号が脳から出続ける。将来のリターンより目の前の損失に脳が強く反応してしまう。
これは自己効力感の問題でもあります。「自分に投資すれば必ず回収できる」と確信している人は、リソースを突っ込める。自己効力感が低い人は「失敗したらどうしよう」が先に来る。
結果、一番投資すべきタイミングで投資できず、キャリアの分岐点を逃す。30歳で動けなかったものが、35歳で動きやすくなることはありません。待てば待つほど不利になる。
6. 言語の精度:思考の整理度がそのまま出る
ゴールドマンやマッキンゼーに受かる人は言葉の使い方が違います。
TJの発言を見てください。一つ一つの文が短い。主語と述語が明確。結論が先に来る。
社会人クライアントでよくあるのは、「まあ、やっぱり今の会社もそれなりにいいところはあって、ただちょっとこう、成長環境としてはどうなのかなっていうのはあるんですけど…」。「まあ」「こう」「っていうのは」「んですけど」。
これは思考がまとまる前に口が動いている状態です。考えながら話しているから、言葉がぼやける。
社会人はこのクセが就活生より根深い。なぜなら、会社の中で「角を立てない言い方」「断定を避ける言い方」が5年10年かけて染み込んでいるから。社内では「〜かなと思います」「〜という方向性もあるかもしれません」で通用する。でもゴールドマンの面接では通用しません。
面接官は最初の30秒で「この人の頭は整理されているかどうか」を判断しています。言いたいことを最短距離で言語化できる人は、考えそのものも整理されている。言葉がぼやけている人は、思考もぼやけている。面接官にはそれが一瞬で透けます。
7. リーダーシップ:主語が自分になっているか
TJの発言の主語を見てください。常に自分が主語で、場を動かしている。
社会人クライアントの主語はどうか。「やっぱり転職って難しいですかね?」「MBA行った方がいいんでしょうか?」。相手に判断を委ねています。
これは社会人ほど深刻です。5年、10年、上司の判断を仰ぎ、会議で合意形成をし、「みんなで決める」文化の中にいると、「自分はこう考える。だからこうする」と言い切る回路が衰えます。
リーダーシップがある人の脳は、「自分がこの状況をコントロールしている」という感覚に心地よさを感じます。逆に、判断を他者に委ねるクセがある人は、「自分で決める」ことにストレスを感じてしまう。だから無意識に「〜ですかね?」「〜でしょうか?」と確認を求める。
ゴールドマンの面接官は、この違いを一瞬で見抜きます。なぜなら、TJ自身がまさにそういう面接官だったから。「自分はこう考えます」と言い切れるかどうか。ここで落ちる社会人が本当に多い。
8. 行動の速さ:「来年から本気出す」を何年続けるのか
社会人に一番多い問題がこれです。
「転職しようと思って1年経った」「MBA受験を考え始めて2年になる」「いつかは海外に出たいと5年前から思っている」。全部、動いていない。
行動が遅い人の脳は、「まだ大丈夫」「今の会社も悪くない」という誤った安心感を出し続けてしまう。安定した収入がある。家族もいる。今すぐ困っていない。全部、動かない理由として脳が採用してしまう。
就活生は「卒業」というデッドラインがあるからまだ追い込まれる。社会人にはそれがない。だから5年でも10年でも「来年から本気出す」を続けられてしまう。
総合商社勤務・32歳のクライアントがまさにこれでした。海外駐在から帰任後、キャリアに閉塞感。転職を考えているが1年以上動けない。「やる気はあるのに、なぜか動けない」。
行動開始の閾値が極端に高く、「今の会社も悪くない」という安心信号が出続けていた。
課題を再設定し、脳のクセを変えた結果、マッキンゼー転職。「転職がゴールじゃなかった。自分が何をやりたいかが明確になったことが一番大きい」。
「思いついたら24時間以内に一歩だけ動く」。このルールを自分に課すだけで、この脳のクセは変えられます。
9. 相手の視点を取れるか:社会人の「自分目線」は根深い
ゴールドマンやマッキンゼーに受かる人のコミュニケーションは、常に「相手はこれを聞いてどう感じるか」が計算に入っています。
社会人でこれができていない人が多い。しかも就活生より根深い問題があります。
社会人は「自分の実績」を語ることに慣れている。「前職でこういうプロジェクトを率いた」「売上を何%伸ばした」「部下を何人マネジメントした」。全部、自分の話です。
でも面接官が聞きたいのは「あなたの実績」ではなく、「あなたがうちに来たら何ができるか」です。主語が自分の実績から離れられない人は、面接官の視点が取れていない。
脳の仕組みで言うと、側頭頭頂接合部(TPJ)という領域が「相手の立場に立って考える」ときに活性化しますが、自分のストレスが高い状態ではこの機能が抑制されることがわかっています。転職活動中はまさにストレスが高い状態。だから余計に自分目線から抜けられなくなる。
もう一つ。社会人は「社内コミュニケーション」の型が染みついている。社内では「察してもらえる」「文脈を共有している」前提で話が通じる。でも面接は初対面です。社内の暗黙知は通用しない。それなのに、社内で話すのと同じ粒度で話してしまう。面接官には何も伝わっていません。
一事が万事です。面接でのコミュニケーションのクセは、入社後もそのまま出る。面接官はそれを見ています。
10. 「優秀な社会人」の脳の罠:パターン処理は速いが、詰めが甘い
最後に、社会人ならではの重大な落とし穴。
大手企業で5年、10年やってきた人は、パターン認知が強いです。新しい情報が入ったときに「あ、これは前にやったあのパターンだ」と直感的に処理するのは得意。社内で「仕事ができる」と言われている人は、大抵このパターン処理が速い。
でも、最後の10%を詰め切る根気が弱い。「だいたいできた」「方向性は合っている」で満足してしまう。社内ではそれで通用する。80点の資料でも会議は回る。でもゴールドマンの面接では80点は落ちます。
TJはここが決定的に違います。ゴールドマンのIBDでディールをクローズしてきた人間は、最後の1%まで詰め切る力が鍛え抜かれている。
「だいたいわかった」は、ゴールドマンでは「何もわかっていない」と同じです。
私も正直、このパターン脳の傾向があります。研究者として「仮説が立てば満足」してしまうタイプ。自分のこの傾向を知っているから、意識的に「最後まで仕上げる」訓練を自分に課しています。自覚していれば変えられる。
脳は変えられる。何歳からでも。
ここまで聞いて「自分はダメだ」と思った方もいるかもしれません。
大丈夫です。脳は変えられます。何歳からでも。
大人の脳でも神経回路は変わり続けています。使った回路は太くなり、使わなかった回路は細くなる。これを髄鞘化(ミエリン化)と言います。
ただし、社会人の脳のクセは就活生より根深い。5年、10年かけて染みついたクセだから。だからこそ、自分一人で変えようとしないでほしい。
アルファ・アドバイザーズの個別コーチングは、まさにこの「脳の使い方を変える」プログラムです。TJの「即断即決の脳」と、私の「徹底的に掘り下げる脳」。この正反対の二つの脳で、17年間で8,000名以上の脳の使い方を変えてきた。
そして、はっきり言います。
脳の使い方が変わらないまま転職しても、同じ壁にぶつかります。MBAに行っても、留学中の就活で同じところで詰まります。ハーバードに受かっても、ミッション駆動力のない人はサマーインターンの面接で落ちる。即断即決力のない人はケース面接で判断保留が出る。2,000万円の投資が回収できないまま終わるリスクがある。
逆に、脳の回路を変えた人は驚くほどスムーズに突破していきます。面接で何を聞かれても動じない。エッセイに嘘がない。行動が速い。
これは「頭がいい」とか「地頭がある」という話ではありません。脳の使い方が変わっただけです。
キャリアを変えたいなら、まず自分の脳の使い方を知ること。
そして、それを変える訓練を、プロと一緒にやること。
それが最短ルートです。
筆者プロフィール
坂下絵美。女子学院→東京大学薬学部→東京大学薬学系研究科(池谷研究室・脳科学/海馬研究)→コロンビア大学教育大学院(臨床心理学)。アルファ・アドバイザーズCOO(2020年〜)。17年間で累計8,000名以上をサポート。実務者として自身も直接指導にあたる。